熊本県

支部長より

 熊本県では昭和の末から、田代祐基先生、米満弘之先生等を中心にプライマリ・ケアの研究会が行われてきました。

 平成7年6月3〜4日 第18回日本プライマリ・ケア学会が熊本県医師会主催で、「“明日のプライマリ・ケアのために”〜保健・医療・福祉の連携〜」をメインテーマに熊本市で開催されました。医師・歯科医師・看護師・検査技師・薬剤師を始め多職種を網羅し、150人のコ・メディカルによる運営で、230題に上る発表演題があり、参加者は2600人に上りました。開会式で、有馬弘毅日本プライマリ・ケア学会長、村瀬敏郎日医会長、福島譲二熊本県知事が挨拶、白男川熊本県医師会長が「あしたのプライマリ・ケアのために」と題する会長講演を行いました。これを契機に県内でもプライマリ・ケアに対する関心が強まり、いわゆる他職種連携強化の機運が高まり、その流れから熊本県プライマリ・ケア研究会、設立総会が熊本県医師会柏木明会長の下に平成13年12月1日に開催されました。設立総会の出席者は、医師25名、歯科医師10名、薬剤師11名、看護師、助産師、理学療法士、作業療法士、栄養士、医療ソーシャルワーカーなど81名でした。以来、熊本県プライマリ・ケア研究会として毎年総会・研修会を続けました。平成20年度から熊本県医療・保険・福祉連携学会が発足し、プライマリ・ケア研究会も参加しました。平成23年からは熊本県プライマリ・ケア研究会の研修は熊本県医療・保健・福祉連携学会の研修会と兼ねることとし、研究会がプライマリ・ケア連合学会の熊本県支部を受けることとなりました。

 日本プライマリ・ケア九州支部の第9回九州支部総会・講習会は、平成26年2月2日(日)に熊本県の担当でくまもと森都心プラザにて開催されました。メインテーマを「地域社会を支えるこれからの在宅医療のあり方」と掲げ、教育講演及び基調講演のほか、6名のパネリストを迎え、全体シンポジウム等が九州各県支部の協力を得て行なわれました。熊本県医療・保健・福祉連携学会は毎年開催され平成30年度は第12回の学会が平成31年2月24日(日)熊本県医師会館で行われる事となっています。また県支部として独自の研修会をハンズオンエコー講習会など年に数回企画実行しています。

 さらに熊本大学との連携は上記学会ばかりではなく、平成28年4月1日 熊本総合診療研究会(通称:熊総研)が熊大総合診療部谷口准一特任准教授の発案で設立され(通称:熊総研)県支部役員等も熊総研の世話人として参加し、専攻医の研修会などで緊密な連携をとっています。また、学生部会の研修会にも支援をし、次世代のプライマリ・ケア医養成にも参加しています。

日本プライマリ・ケア連合学会熊本県支部(熊本県医師会館内)

<お問合せ先>
熊本県プライマリ・ケア研究会(熊本県医師会館内)
 TEL:096-354-3838
 FAX:096-322-6429

役員世話役

代表世話人 緒方俊一郎 医師
世話人 田中英一郎 医師
世話人 澤田知宏 医師