第3回プライマリ・ケア連合学会学術大会

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ご挨拶

丸山泉

第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の大会長を仰せつかりました
丸山泉です。

本大会のテーマは
プライマリ・ケアによるパラダイムシフト--さらなる前進への第一歩--
といたしました。

2010年に、日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会が大同合併をし、第1回学術大会は前沢政次先生より東京で、第2回学術大会は草場鉄 周先生により札幌で開催されました。
また、会員全員の願いであった、なによりも旧 学会をこれまで支えてこられた先輩方の悲願であった、日本医学会の一員となることが2011年3月に認められました。大変な努力を学会に捧げてこられた先輩方への感謝の気持ちと同時に、プライマリ・ケアの充実と確実な未来への会員としての私たちの思いと、社会全体のそれが、やっと一致してきた端緒と考えています。
このように、 着実に歩みを進めている学会ですが、なお課題も残っています。
福岡大会では、もう一度、私たちが、あえて大同についた意味を考え、その歴史を振り返り、今後の方向性をしっかりと確認し合う会にしなくてはならないと考えています。

悲しくつらいことですが、東日本大震災で被災された方々の労苦は今もなお続いています。本学会からも東日本大震災支援プロジェクト(PCAT)が現地で活動をしており、大会ではその報告もなされます。

多くの皆様が福岡での学術大会に参集され、シンポジウムや教育講演とともに、 ワークショップやインタレストグループ、さらにはナイトセッションにおいて活発に議論し、同じ思いを持つ多くの友を知ること、それが我が国のプライマリ・ケアの発展の力になると信じています。

プライマリ・ケアの、さらなる前進への第一歩を踏み出すために、福岡でお会いすることを心よりお待ちしています。

丸山 泉 (医療法人社団豊泉会丸山病院)