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東北ブロック支部について

ブロック支部長挨拶

日本プライマリ・ケア連合学会 東北ブロック支部
支部長 菅家 智史
(福島県立医科大学 総合内科・総合診療学講座)

 日本プライマリ・ケア連合学会東北ブロック支部のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 2024年度より支部長を務めさせていただいております、菅家智史です。このたび2026年度からの2期目をお引き受けすることとなり、改めてその責任の重さに身が引き締まる思いです。
 東北地方は広大な面積を誇る一方で、人口減少や高齢化が進み、6県すべてで人口当たりの医療従事者数が全国平均を下回るなど、いわば「日本の未来の地域医療課題を先取りしている地域」と言えます。限られた医療資源の中で、各地に点在して暮らす住民の命と尊厳ある生活をどのように守り続けていくか――現場の医療従事者一人ひとりが日々工夫を重ね、奮闘しています。こうした厳しい環境だからこそ、目の前の課題を包括的に捉え、地域に寄り添うプライマリ・ケアの果たす役割はますます大きくなっています。
 医師一人ができることには限界があります。だからこそ、私たちが目指すのは「医療資源の少なさを支え合いで乗り越える地域医療」です。医師だけでなく、看護師、薬剤師、リハビリ専門職、ソーシャルワーカー、福祉や行政に携わる方々まで、多様な職種がお互いの専門性を尊重し、少しずつその枠を広げながら地域という傘を支え合っていく多職種連携が欠かせません。東北ブロック支部では、全国に先駆けて自律的に活動する薬剤師部会や、看護師による温かなオンライン交流会「茶話会」など、医師以外の多様な職種が主役となって活発な学びと連携の場を築いています。
 また、2025年度末には長年待望されていた青森県支部が誕生し、ついに東北6県すべての県支部が揃いました。広大な地理的距離をオンラインツールで克服しつつ、顔を合わせる学術集会や「JPCA東北ウェルカムセミナー」などを通じて、次世代を担う医学生や若手医師の育成、そして「体温の通った顔の見える結束力」を育んでいます。ブロック支部としての私の役目は、一律の指示を出すことではなく、各県支部や多職種の皆さんの自律的な熱意を後方から全力で支える「頼れるサポーター」であることです。
 東北ブロック支部の最大の価値は、困ったときに互いに相談し合える「信頼できる仲間のネットワーク」にあります。この温かい繋がりは、巡り巡って地域住民への質の高いケアという形で還元されます。当学会は決して敷居の高い場ではありません。東北の地域医療をともに支え、学び合える仲間として、多職種の皆様、そして次世代を担う若い世代の積極的なご参画を心よりお待ちしております。

東北ブロック支部沿革

2011年(平成23年) 日本プライマリ・ケア連合学会東北ブロック支部設立
支部長 濃沼信夫
第1回東北ブロック支部学術集会 開催
2012年(平成24年) 第2回東北ブロック支部学術集会より、東北医師会連合会総会に合わせて6県持ち回りで開催
2013年(平成25年) 支部長 矢島恭一 就任
2016年(平成28年) 支部長 葛西龍樹 就任
2018年(平成30年) 支部長 坂戸慶一郎 就任
2020年(令和2年) 支部長 小幡篤 就任
2024年(令和6年) 支部長 菅家智史 就任

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