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セミナー

若手医師のための家庭医療学冬期セミナー

プログラム 第9回 若手医師のための家庭医療学冬期セミナー

2月15日(土)

2月16日(日)
8:45~
10:15
WS17
感染症
WS18
臨床研究
WS19
リーダーシップ

定員に達しました
WS20
循環器

定員に達しました
WS21
臨床診断学
WS22
決断の共有

定員に達しました
WS23
骨折診療

定員に達しました
WS24
生物心理社会モデル(BPS)
11:00~
12:30
座談会
各専門医若手医師との交流!
12:30~
13:30
日本プライマリ・ケア連合学会若手医師部会総会(※)
13:30~
16:30
指導医養成講習会(※)
経験者向け:家庭医療の特徴を活かした具体的な指導やポートフォリオ作成支援

(※)若手医師部会総会、および指導医養成講習会は、冬期セミナー閉会後に同じ会場内で行われます。
   若手医師部会総会は、お申し込みの必要はありません。
   指導医養成講習会の受講をご希望の方は別途お申し込み下さい。詳細はこちら

1日目(2月15日)
全体講演 日本の若手医師への期待と世界舞台への招待状
講師 President of WONCA Professor Michael Kidd
座長 福島県立医科大学医学部 地域・家庭医療学講座 主任教授 葛西 龍樹
 家庭医療学分野の国際学会であるWONCA(World Organization of Family Doctors: 世界家庭医機構)の会長に2013年6月に新しく就任されたMichael Kidd教授による講演です。Michael Kidd教授は、国際的なプライマリ・ケア研究者として評価が名高く、最近ではITを活用したプライマリ・ケア研究のためのデータベースについてのプロジェクトに参画されています。また数多くの国々で医学教育に関わってきた実績もあり、これらの様々な国際的な経験に裏付けされたグローバルな視点から、これから世界で求められるプライマリ・ケアについて紹介されます。その上で、WONCA会長として日本のプライマリ・ケア領域で活動する若手医師への期待や、日本の若手医師の国際的な研究・教育活動を支援するための熱いメッセージをお話ししていただく予定です。
WS1 あなた、それ、もう地域・コミュニティケアやってます!
~6か月でもできる!気づきからポートフォリオまで~
北海道家庭医療学センター(更別村国民健康保険診療所) 山田 康介
JA北海道厚生連 倶知安厚生病院 総合診療科 木佐 健悟
北海道家庭医療学センター(あざいリハビリテーションクリニック) 松井 善典
 「地域・コミュニティケアなんて何をしていいか分からない」「研修期間が短くてできそうにない!」って思っていませんか?このワークショップではそんな悩みが解決できます!ミニレクチャーで地域・コミュニティケアの知識を整理し、ディスカッションを通じて日常の診療や活動の中に地域・コミュニティケアの種があることに参加者同士で気づきを得ましょう!あなたも最後には「これならポートフォリオを書ける!」と思えるはず!?
WS2 家族志向型ケア 
岡山家庭医療センター 松下  明
岡山家庭医療センター 太田  敦
岡山家庭医療センター 藤谷 直明
 今回の家族志向型ケアWSでは家族カンファレンスの方法論や具体的にどのような流れでやっていくのかをお伝えできればと思います。
 1.その場に居合わせた家族との家族面談
 2.こちらから声をかけて集まってもらい行う家族カンファレンス
それぞれの場面で、より効果的に家族とコミュニケーションをとり、診療の質を高める方法を一緒に探っていきたいと思います。昨年度は個人に対する家族志向のケアにフォーカスしましたが、今回は集団に対する医療面接技法を深め、明日からの診療に生かせるように工夫してみます。プロの模擬患者さんとの面談を通して、一緒に楽しみながら、学びましょう!
WS3 あなたのクリニックも「三方よし」~QC入門~
大阪家庭医療センター 鈴木 昇平
大阪家庭医療センター 石井 大介
大阪家庭医療センター 中山 明子
大阪家庭医療センター 花房 徹郎
大阪家庭医療センター 長 哲太郎
大阪家庭医療センター 蓮間 英希
 近江商人が大切にしていたと言われる、三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神をご存知でしょうか?
 私たちが働くプライマリ・ケアを担うクリニックでも、この考え方がよい指針となり得ます。スタッフがいきいきと働いて、患者さんの健康を守り、地域のヘルスプロモーションにも貢献している。・・・そんなクリニックに、どうすれば近づくことができるでしょうか?高度成長期の日本で独自の発展を遂げたQC(Quality Control)活動の基礎をお伝えし、昨今医療分野でも広がりつつあるQI(Quality Indicator)についても紹介いたします。そして、あなたのクリニックでどうやってQC活動を始めたらいいのか?いくつかのポイントを、インタラクティブなワークショップを通じてお伝えできればと思います。
WS4 ポケットエコーを使いこなそう~在宅医療・診療所外来編~ 定員に達しました
六ケ所村国民健康保険尾駮診療所/金沢大学機能解剖学分野 小林  只
公益社団法人地域医療振興協会 揖斐郡北西部地域医療センター 菅波 祐太
公益社団法人地域医療振興協会 揖斐川町春日診療所 太田  浩
富山大学医学部附属病院 総合診療部 三浦 太郎
公益社団法人地域医療振興協会今泉記念館 ゆきあかり診療所 高橋  毅
公益社団法人地域医療振興協会 女川地域医療センター 大平 祐己
 近年登場してきたポケットエコーと呼ばれる携帯式の小型のエコーは、今後爆発的に増加する在宅医療を支えるツールとして期待されています。ポケットエコーという道具を使いこなすには、その移動性・簡便性・操作性・ネットワーク構築を意識した「その医療機関の診療の動線に即した使用方法の構築」・「その場の患者層に役立つ使い方」であり、設置型の高級機エコーとは異なります。今回は、在宅医療や診療所等の資源が十分に揃っていない医療現場での活用方法を概説します。ハンズオンでは、Vscan(GE社)、Sonimage P3(コニカミノルタ社)、SeeMore(メディコスヒラタ社)の3機種を使用し、熱源検索(肺、胆嚢、腎臓、腹水)、体液管理(脱水~心不全まで)を中心に、「座位のままで洋服を脱がせず行う方法、寝たきり患者へのコツ」を演習します。最後に、エコーは既に看護師や理学療法士や鍼灸師などにも普及してきており、多職種の診療ツールおよびコミュニケーションツールとして発展していくその将来性を展望します。
WS5 診療ガイドライン通りに診療した方がいい?~診療ガイドラインの批判的吟味に挑戦しよう!
東京北社会保険病院 総合診療科 南郷 栄秀
  東京北社会保険病院 総合診療科 岡田  悟
 診療ガイドラインは診療上の行動に指針を示したものであり、今や診療に欠かせない情報源です。ところが、私たちの診療の対象となる患者は一人ひとりの事情が異なるため、診療ガイドラインをただ鵜呑みにすることは危険です。本セッションでは、診療ガイドラインも批判的吟味の対象になることを理解し、その読み方を知ることによって、個々の患者へ提供する診療の質を高めるために、ガイドラインをどのように利用したらいいかを考えます。具体的には、最新かつ世界標準の診療ガイドライン作成手順であるGRADE systemを理解した上で、診療ガイドラインの記述が正しいかどうかの評価ツールであるAGREEⅡを用いて評価し、診療ガイドラインをどのように使えばいいか、グループディスカッションを行います。各グループには、経験豊富で親切なチューターが付いてディスカッションをサポートします。診療ガイドラインの脆弱さを知ることによって、それを鵜呑みにせず、更に質の高い医療を実現するために、診療ガイドラインを実際の診療に役立てられるようになることを目標とします。
WS6 病診×多職種=(連携)²ワークショップ 
勤医協中央病院 臺野  巧
勤医協中央病院 川口 篤也
勤医協月寒ファミリークリニック 濱野 貴通
勤医協月寒ファミリークリニック 梅前ちひろ
 さまざまな問題を抱える高齢入院患者さんが退院間近になりました。多職種との連携は必須です。さて、どうやって帰すのが良いでしょうか?実際の事例をもとにディスカッションしていきましょう! このワークショップは、多職種の視点に気づいてもらい、今後の連携に役立ててもらうことを目的としています。参加した皆さまには、きっと多職種連携の視点が身につくことでしょう。乞うご期待!
WS7 振り返り・教育カンファレンスの作り方 ~教え上手・学び上手な指導医を目指して~ 定員に達しました
札幌医科大学 地域医療総合医学講座 松浦 武志
 「Teaching is learning twice」の格言にもあるように、「人に教えること」は教える人にとっても大きな学びになることはよく知られた事実である。
 また、多くの研修医教育病院では、有効な教育方法として、「屋根瓦方式」を提唱しているところが多い。「屋根瓦方式」のもとでは、研修医教育はいわゆるベテラン指導医だけのものではなく、2年目研修医・3年目以降の後期研修医にとっても「後輩の指導」という点では必要不可欠な技術といえよう。
 とはいっても、若い研修医にとっては、「自分も学ぶことがたくさんあって、指導できるほど実力がないし」といった自信のなさや、教育法として「5マイクロスキル」や「SNAPPS法」「GRIPEモデル」など聞いたことはあるが、概念的でどのように現場に応用していいかわからないといったことなどから、実際の指導にしり込みをしている人が多いのではないだろうか?
 講師は勤医協中央病院にて、「ヒヤリハットカンファレンス」という教育カンファレンスを独自の方法で開発し、実践してきた経歴を持つ。このWSではその指導のノウハウをロールプレイなどを通じて実践的に学ぶことができる。失敗し、落ち込んでしまいそうな後輩をどのように指導し、またその教育を通じていかに自らの学びとしていくか?理論よりも明日からすぐ役立つ実践的なことを学びたい方にお勧めである。
WS8 明日からできる!家庭医に必要なピルのすべて
亀田ファミリークリニック館山 吉澤 瑛子
張  耀明
山下 明野
鈴木 理永
河南 真吾
北本 晋一
松村  伸
岩間 秀幸
森川 博久
塩田 正善
郭  友輝
本山 哲也
安房地域医療センター 久保田 希
 「生理痛がつらい」「不正出血がある」「月経量が多い」「貧血で困る」「避妊したい」「生理の予定日を動か したい」
 月経を有する33%の女性は鎮痛薬を必要とする月経困難症を有し、その8割は器質的な異常のない機能的月経困難症です。
 月経困難症状によって、女性のQOLは低下し、ひいては国の経済効果をも落とすことも知られています。
 私たちプライマリケア医を受診する女性の中には、相談しないでぐっと我慢している人がたくさんいます。
 戦うための武器はNSAIDとピル(エストロゲン・プロゲステロン配合薬) 本WSは家庭医に必要なピルの基本事項から、月経困難症、月経前症候群、緊急避妊、月経移動まで網羅的に分かりやすく解説。今まで全く婦人科、ピルに触れたことのなかった先生が明日からピルを処方できることを目指します。
 「生理痛大丈夫ですか?」外来での先生の一声で、患者さんに安心と笑顔が生まれます。
WS9 はじめての往診
大阪家庭医療センター/はなぞの生協診療所 石井 大介
大阪家庭医療センター/大正民主診療所 鈴木 昇平
大阪家庭医療センター/西淀病院 中山 明子
大阪家庭医療センター/西淀病院 花房 徹郎
大阪家庭医療センター/ファミリークリニックなごみ 長 哲太郎
大阪家庭医療センター/西淀病院 蓮間 英希
 患者さんを家で診る“在宅診療”、みなさんは得意でしょうか?他人の家に上がることに緊張してしまったり、いざ患者さんと家族を前に何をすればよいか分からず、世間話と診察だけで終わってしまったという経験は誰もがあるはず。
 このセッションでは、在宅診療を始めたばかりの方やこれから地域医療の研修に出ようという方に、在宅診療のいろはを系統的に伝授します。
 とくに在宅診療の導入時と患者が安定している時期に分けて、それぞれ押さえておくべき情報や介入のポイント、役立つ制度の知識などを事例をとおして学びます。 五感をフル動員してその人の生活と人生を理解し、より良いQOLを実現するためのお手伝いをする在宅診療の醍醐味を味わってみませんか?
 明日にでも患者さんのお宅を訪問したくなる、在宅診療の自信がつくこと請け合いです!
WS10 緩和ケア~臨死期のケアと悪い知らせの伝え方
恒貴会 大和クリニック 院長 木村 洋輔
筑波メディカルセンター病院 緩和医療科 沼田  綾
筑波メディカルセンター病院 緩和医療科 阿部 克哉
筑波メディカルセンター病院 緩和医療科 大塚 貴博
つくばセントラル病院 山本 由布
大森医院 宮澤 麻子
筑波大学附属病院 総合診療科 浜野  淳
 死が近づいてきた患者さんに起こる変化をどのように説明し、ケアしていますか?このワークショップでは、ロールプレイを通して、悪い知らせを伝えるコミュニケーション技法であるSHAREの方法を学び、体験してもらいます。臨死期の食べられない、せん妄といった症状のケアを具体的に学んだ上で、SHAREを用いた面談を行います。ロールプレイが苦手な人でも、レクチャー資料を見ながらでOKですので安心して参加していただけます。
 対象は、緩和ケアを学んだことがあり、実践している/しようとしている人です。
WS11 明日からできる!家庭医の在宅リハビリ実践のための第一歩 定員に達しました
川崎医療福祉大学 医学技術学部 リハビリテーション学科 教授/ 社会医療法人清風会 日本原病院 石井 雅之
社会医療法人清風会 岡山家庭医療センター 中山  元
 家庭医が日常診療の中で在宅リハビリと関わる機会は多々あります。しかし、次のような疑問を持ち、何となく苦手意識を感じておられる方も多いのではないでしょうか?リハビリを日常診療に組み込んでみたいけど、どの症例にどの様にアプローチして良いかわからない。リハビリの本を読んでみたけど、内容は多岐にわたっていて複雑で、リハビリ専門医でもない自分が実践すべき内容とは一致せず今一つしっくりこない。周囲にOT、PT、STというリハビリ専門職がいることは知っているけれど、彼らはどう違うのだろう?彼らはどんなことを考えていて、何ができるんだろう?
 このセッションでは、皆さんが普段感じておられる疑問にリハビリ専門医が答えながら、在宅リハを実践するために必要となるリハビリの基礎を学んで頂きます。
WS12 ~貴方の診療スキルを試そう!~挑戦!家庭医診療所“模擬”外来!
更別村国民健康保険診療所 中村 琢弥
東京医療センター 総合内科 宇井 睦人
医療福祉生協連 家庭医療学開発センター/根津診療所 今藤 誠俊
みちのく総合診療医学センター/坂総合病院 佐々木隆徳
医療福祉生協連家庭医療学開発センター/あさお診療所 清田 実穂
滋賀家庭医療学センター/弓削メディカルクリニック 森  洋平
勤医協中央病院 総合診療センター 川口 篤也
 現在の家庭医専門医試験ではCSA(Clinical Skill Assessment)という試験形式が用意されており、私たちが実際の現場でどのようなパフォーマンスを発揮しているかは、従来のように知識面に限らず様々に問われるようになってきました。
 本WSでは家庭医診療所にて発生しうる複数の特徴的な状況を再現して、皆様に外来ロールプレイとしてそれらを模擬体験し、ディスカッションする場を用意したいと思っております。講師陣は夏セミナーにて同主旨の実技系WS開催メンバーで構成!完全参加型実技系WSをお送りします!
 外来を見つめ直したい貴方の挑戦、お待ちしております!
WS13 Enjoy! Portfolio! ポートフォリオをつくろう 実践編
医療福祉生協連家庭医療学開発センター/ふれあいファミリークリニック 齋木 啓子
 健生会大南ファミリークリニック 小松  亮
東葛病院内科 栄原 智文
さいわい診療所 関口由希公
医療福祉生協連家庭医療学開発センター/川崎セツルメント診療所 遠井 敬大
医療福祉生協連家庭医療学開発センター/久地診療所 喜瀬 守人
 研修医の皆さん、ポートフォリオ作成は順調ですか?
 家庭医療専門医のためにポートフォリオを作成しなくてはいけないのに、「作成経験のある指導医がいない」とか、「理論は習ったけれども実際の作成方法が分からない」とか、悩みは尽きないことと思います。
 そんな皆さんの悩みに応えるべく、多施設の指導医陣が大集結!
 理論だけでは終わらない、一歩踏み込んだポートフォリオ作成支援を体験してみませんか?
 注意:なお当ワークショップは参加者の方々に事前に1ヶ月間の症例ログを準備していただき、当日はそれを基にディスカッションを進めていく構成となっております。
WS14 CBME 2.0 ~地域での医学教育のエビデンスを紐解く、そして実践へ~ 定員に達しました
三重大学医学部附属病院 総合診療科 家  研也
三重大学医学部附属病院 総合診療科 北村  大
高茶屋診療所(三重家庭医療センター 高茶屋) 宮崎  景
名張市立病院内科/三重大学 医学部 伊賀地域医療学講座 高村 昭輝
 Community Based Medical Education:プライマリ・ケアの現場における医学教育

 みなさんは世界の国々でCBMEのエビデンスが示され、これを背景に医学教育の大きなトレンドとなっていることをご存知でしょうか?日本でも地域で医学生・研修医を教育する機会は増えましたが、CBMEを体系的に学ぶ機会がほとんどなく、各自が実践の中で長年かけてスタイルを確立している状況です。

 今回はよくある「悩みの共有」止まりのWSを脱し、みなさんにCBMEのエビデンスを踏まえ自信を持ってCBMEヘ取り組めるようになって頂くこと、時間内に一つでも多く実践のTipsを持ち帰っていただくことを目標とします。

 参加者事前アンケートならびに同テーマ過去5回のWSでの「共通の悩み/課題」に対して、我々が提携を結んでいるCBMEで世界的に有名なオーストラリアFlinders大学や国内の先進的な施設の実践をヒントに全体討論でTipsを抽出していきます。現在または将来、学生・研修医指導に携わる可能性のある全ての方が対象です。
WS15 「老年症候群」の診察室 これからの医療を語ろう
東京ミッドタウンクリニック 大蔵 暢
  地域の高齢患者さんに正しい医療を受けて欲しいという思いから、2013年夏に上梓した一般書「『老年症候群』の診察室」は医療者からも予想以上の反響をいただきました。今回のセミナーでは、執筆の裏話や米国での体験、老人ホームのエピソードなどを交えながら、超高齢社会日本における「これからの医療のあり方」を皆さんと議論したいと考えています。地域の最前線で高齢患者さんと向き合う若手医師の皆さんと、日常診療におけるモヤモヤ感を表出、共有し、それらを少しでも緩和できるようなワークショップにしたいと思っています。
WS16 プライマリーケアの現場で知って得する「マイナーエマージェンシー」
福井大学 総合診療部 小淵 岳恒
札幌徳洲会 病院救急部 増井 伸高
 マイナーエマージェンシーとはいわゆるメジャーではない疾患を扱うことではありません、「ショック」「脳出血」「心筋梗塞」「急性腹症」以外の病態は全て「マイナーエマージェンシー」だと述べる人だっています。
「できるだけ専門医の力を温存したい」、「専門医がいなくっても最低限の処置を施したい」、「なんでもできる医者ってちょっとかっこいい」などと思いは様々でも目の前で困っている患者さんに手を差しのべて、自分自身で時間をかけずにスッキリ解決したいという気持ちは皆同じです。
この「困っている患者さんに自分の力でなんとかしてあげたい!」という気持ちと、実際にちょっとした技術・コツを駆使して無事問題解決できたときにマイナーエマージェンシーの醍醐味を味わうことができます!
今回もマイナーエマージェンシーのちょっとしたコツをできるだけ多く伝授します!小手先の技術ですが明日から使える技術を一緒に学びましょう!
2日目(2月16日)
座談会 各専門医若手医師との交流!
登壇者 恵愛会福間病院 精神科/日本若手精神科医の会 理事 鈴木 宗幸
川崎市立井田病院 緩和ケア内科 西  智弘
東京都立 小児医療センター 松島 崇浩
湘南鎌倉総合病院 救急総合診療科 山上  浩
東京都立多摩総合医療センター リウマチ膠原病科 綿貫  聡
座長 市立福知山市民病院 総合内科 渡邉 力也
小児科、精神科、救急、腫瘍内科・緩和ケア、膠原病科の専門医の先生をお招きした会場参加型のセッションです。
他科専門医との患者さんのやりとりやコンサルテーションなどで困った経験はありませんか?本企画を通して、他科の若手専門医の先生との架け橋として頂ければ幸いです。当日は皆様からのご意見もぜひ頂きたいと思います。
冬期セミナーへ参加される方全員を対象としています。お気軽にご参加ください。
WS17 かぜに関する四方山話
京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻医療疫学分野 山本 舜悟
  • かぜの分類の仕方
  • 普通感冒型のかぜ
  • 鼻炎/副鼻腔炎型のかぜ
  • 咽頭炎型のかぜ
  • 気管支炎型のかぜ
  • 高熱型のかぜ
  • かぜの対症療法
    の中から希望の高そうな講義(当日会場でお聞きします)をいくつか行います。講義中に「かぜに関する疑問」を質問紙に書いてもらい、残りの時間で回答できる限り回答していきます。あまり疑問が出てこなければ残りの講義を行います。
WS18 P値依存症からの脱却 - 臨床研究で遭難しないための道標
京都大学 医療疫学/ 福島県立医科大学 臨床研究イノベーションセンター 福原 俊一
京都大学 臨床研究総合センター 福間 真悟
京都大学 医学教育推進センター 茂木 恒俊
京都大学 医療疫学 片岡 裕貴
昭和大学 藤が丘病院 腎臓内科 西脇 宏樹
 臨床研究=統計解析ではない。しかし、質の高い臨床研究を実施したり、論文の結果を解釈して臨床に活かすには、統計解析に対する誤解を解かなければいけない。 P値ばかりにとらわれていると本質は見えてこない。本セッションでは、統計解析によくある誤解を、実例を用いながら皆で考えてみたい。参加者には、事前にテキストやビデオで基礎的学習をしていただき、事前課題やクイズを考えてきていただきます。
WS19 マネジメント リフレクション 定員に達しました
医療法人 楽生会 松口循環器科・内科医院/九州大学大学院医学系学府医療経営・管理学専攻専門職修士課程 加藤 光樹
医療法人 北海道家庭医療学センター 本輪西ファミリークリニック 村井紀太郎
萩市民病院 総合診療科 齊藤 裕之
 現場で患者やスタッフとのやり取り、様々な意思決定において上手くいかないと感じることはありませんか?家庭医療後期研修が修了したあたりからこうしたマネジメントに関わる疑問や悩みが増えてくると思いますが、なかなかそれを理論立てて振り返ったり別の視点から捉えなおしたりする機会が持てず、この領域について「自分には向いていない」、「伸び悩んでいる」と感じる方が多いのではないでしょうか。マネジメントは日々の中に存在し実践に事欠きませんが、学びに繋げるためにはそれを体系的に振り返り、意味付けをしていくプロセスが必要です。
 このワークショップでは院内外での「人」のマネジメントを、リーダーシップや組織行動論といった「理論」と、現場から学び取られた良質な「経験知(deep smart)」という枠組みと照らし合わせつつ振り返り、その内容を共有・意味づけしていくことで学びを深めていきます。マネジメントは学べます。案内文に思い当たる方、奮ってご参加ください。学びのコミュニティを共創しましょう。
WS20 目と耳で判る循環器疾患 定員に達しました
京都家庭医療学センター/医療生協 こうせい駅前診療所 佐々木隆史
 みどり病院 院長(心臓弁膜症センター内科) 室生  卓
京都民医連中央病院 副院長(救急科) 四方 典裕
民医連中央病院 検査技術課 増田 信弥
 循環器フィジカルについて各地で講演している循環器医と共に送る、循環器疾患に関連する身体所見を、参加型ワークショップです。受講生の皆様、おおよそのCVPが、患者さんを一目みただけでわかりますか?聴診の雑音で、ASの診断に自信がもてますか?直接、目と耳で学んでもらい、次の日からの診療に役立ててもらえるWSです。
★形式:ブース別、実技参加型ワークショップ
①聴診ブース:Ⅱ音の分裂を聴き分ける(ワイヤレス聴診器を使った参加者との同時聴診)、②聴診ブース:収縮期雑音を探る(心音計をつかった解析)、③視診ブース:頸静脈を診る(参加者同士の観察)
WS21 Closed questionで切る臨床診断学カンファレンス
千葉大学医学部附属病院 総合診療部 鋪野 紀好
千葉大学医学部附属病院 総合診療部 スタッフ
 診断の70〜90%は病歴でつくとされ、臨床推論において病歴聴取は非常に重要である。病歴聴取ではOpen-ended questionの重要性が強調されることも多いが、疾患の鑑別のためにはClosed questionを用いて、効率的に各疾患のrule-in、rule-outを行う必要がある(病歴情報は、感度が高いため、特に疾患のrule-outに有用である)。当ワークショップでは、Closed questionを駆使した診断推論を学習しつつ、いわゆる暗黙知が主体とされている診断のプロセスを可能な限り言語化しながら進めていく。具体的には症例提示の下、必要な病歴情報をスモールグループで議論し、鑑別診断、最終診断に至る過程を体験する。
WS22 実践!決断の共有 定員に達しました
北海道家庭医療学センター 北山  周
北海道家庭医療学センター 宮地純一郎
北海道家庭医療学センター 草場 鉄周
 患者中心の医療の方法の第3コンポーネント「共通の理解基盤を見いだす」部分の実践では、医療面接の構造における「説明と計画」の中でも「計画づくり」がポイントとなってきます。健康問題が複雑な患者、話の長い患者、多忙なときや体調不良時にも医療面接の質を保つために必要な医療面接の構造の中で、適切なケアにいかにこだわれるか。「決断の共有=患者と恊働して計画を立てる」とはどういう手法かを学びましょう。Illness(病い)は聞くことができる、contextを把握し全人的に理解することもできる、でもその次の一歩に生かせないレジデントの方、是非聞いていただきたい内容です。
WS23 折れていても怖くない!家庭医のための「骨折」診療 定員に達しました
田中医院 田中 久也
CFMD/川崎セツルメント診療所 遠井 敬大
三重大学津地域医療学講座/三重県立一志病院 家庭医療科 小嶋 秀治
 日々の診療で「しりもちをついた後から腰がひどく痛む」「つまずいて手をついたら手首が痛くなった」「玄関でころんで動けなくなった」と担ぎ込まれる患者さんに出会ったことはありませんか?
 「骨折だったらどうしよう?」「下手にさわるより整形外科医を呼べ!」「骨折だったとして、この後どう治療する?」「家庭医としてリハビリにたずさわりたいけど何をするといいの?」と迷った経験は?
 比較的軽傷の骨折の初期評価、トリアージ、治療計画において、家庭医は重要な役割を担っています。このワークショップを通じて、「骨折」を自信を持って診断し、適切な初期治療を施して、専門医紹介のポイントやその後の患者さんの継続診療のための知識の整理をしましょう。
 整形領域の診療に自信のない方はもちろん、自信満々の方も大歓迎です(ぜひ知識や経験をシェアしてください)。皆で骨折診療のレベルアップを目指しましょう!!
WS24 システム理論から読み解くBPS(生物心理社会)モデル
鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山 岡田 唯男
 Engelが1977年に提唱した生物心理社会モデル(以下BPSモデル)は家庭医療を実践する上で非常に重要な理論的基盤ですが、Bio(生物)、Psycho(心理)、Social(社会)の要素をすべて考慮して診療に臨むこと、というレベルでの理解の方が多いのではないでしょうか?BPSモデルはシステム理論を基盤として提唱されており、Engelも最初からそのことは主張しているにもかかわらず意外と知られていません。
 今回のセッションでは、BPSモデルの基盤となるシステム理論について、ちょっとしたエクササイズを交えて理解を深めながら、BPSモデルに基づいて診療を行うということはどういうことなのか、単にB、P、Sの三要素を考慮して診療するという段階からさらに2段階高いレベルまで理解を深め、他者に説明できるようになる事を目指します。
 (もし時間的に余裕があった場合は、BPSモデルに関する研究をどのように行えばよいか、皆さんと考えてみたいと思います)