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認定制度

病院総合医養成プログラム認定試行事業:病院総合医養成プログラム認定試行事業について

ご案内

関係各位
病院総合医養成プログラム認定試行事業の作業の遅れについて(第2報)

 事務局体制の変更などの事情により認定作業が遅れ、ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。
 ようやく、申請いただいたプログラムの大半について審査が終了しましたので、認定されたプログラムの情報を公開いたしました。現在、審査を継続中の数プログラムについても、認定されたものから順次追加する予定です。
(プログラム一覧:http://www.primary-care.or.jp/nintei_ge/pg_list.html)
 なお、次回以降の募集の時期等については、今回の認定作業をもとに、病院総合医プロジェクトチームや理事会などで、今後検討する予定です。

2014.04.21

病院総合医養成プログラム認定試行事業について

日本プライマリ・ケア連合学会では、今春より「病院総合医養成プログラム認定試行事業」をはじめます。

  • 病院の場で、総合的な医療を提供できる医師を養成するためのプログラムです。
  • 「家庭医療専門医」など、総合的な診療を行うための基本的訓練を修了した医師を対象としたフェローシップ的なプログラムとしてまず開始し、そのキャリア・パスを明示することを目指します。
  • 本試行事業は、個々の医師の認定を行うものではありませんが、プログラムの認定を試験的に行うことにより、プログラムの具体例や課題に関する情報を共有し、病院総合医の養成に関する関心を高め、その拡充に寄与することを目的とするものです。

 募集開始時に掲載した申請書と年次報告書にあった「指導医番号」の欄は、書式の誤りで、正しくは「学会会員番号」でした。お詫びいたします。

経緯と概要

病院総合医WG -病院総合医養成プログラム認定試行事業-

 この試行事業は日本プライマリ・ケア連合学会の病院総合医ワーキンググループ(以下、病院総合医WG)が、同学会の病院総合医部会と共に理事会に提案した事業です。病院総合医WGは、日本プライマリ・ケア連合学会の委員会の一つである認定制度委員会の中に設けられたWGの一つで、病院総合医の認定について検討することを目的としています。

これまでの経緯 -病院総合医養成プログラム認定試行事業-

 病院総合医の認定に関しては、旧日本総合診療医学会で検討が重ねられた結果、「病院総合医後期研修プログラム(案)」が作られました。その内容は三学会合同会議の認定制度検討委員会に引き継がれ、制度化の検討が進められ、細則案が作成されました。この細則案は、病院総合医の認定に関してまず整備すべき制度として、家庭医療専門医(新学会の専門医として最初に整備された)を取得後に研修すること、つまり後期研修後のフェローシップ的な位置づけを前提としていました。これは、新学会の専門医制度を家庭医と病院総合医に分けずに一本化するという、三学会合同会議での合意に基づいたものでした。
 三学会が合同した後に、この細則案をたたき台として、病院総合医WGや、病院総合医部会、そして理事会の徹底討論会などで検討を重ねました。その結果、病院総合医の認定制度については、当学会が単独で進めるよりも、内科学会などの関連学会との協議を進め、将来的には学会の認定医制度ではなく、学会とは異なる機関による認定を目指すべきであるという意見でまとまり、まず関連する最大の学会である日本内科学会と協議する方針が2011年3月6日の理事会で承認されました。
 しかし、その後の内科学会との協議では、趣旨については賛同が得られたものの、日本専門医制評価・認定機構の方針が不明確である等の理由により、正式な話し合いを開始するまでに時間をかけたいという回答があり、当面の進展は望めないことが明らかとなりました。
 これらの経緯や状況を踏まえて病院総合医WGと病院総合医部会で更に検討した結果、プログラム認定を試行事業として先行させることが提案され、2011年11月26日の理事会で承認されました。その後も、理事会、そして病院総合医部会と病院総合医WGの合同会議などで、この試行事業の具体的な進め方について検討を重ね、病院総合医部会と病院総合医WGの委員全員が参加する「認定作業担当班」が学会事務局と協力して実施することになりました。以下に、この試行事業の概要をお示しします。

概要 -病院総合医養成プログラム認定試行事業-

1.目的(細則より引用)
 一般社団法人日本プライマリ・ケア連合学会は、病院において総合的な医療を提供する医師に求められる基本的な能力を修得した医師を病院総合医とし、病院医療の改善と発展を推進すると共に、その領域を志す医師のキャリア・パスを明示することを目指す。本細則は、病院総合医を養成するための研修プログラムの認定を試験的に行うことにより、研修プログラムの具体例や課題に関する情報を共有し、病院総合医の養成に関する関心を高め、その拡充に寄与することを目指す。

2.方法
(1) 病院総合医WGと病院総合医部会はこの試行事業を担当する組織 (認定作業担当班) を構成し、病院総合医認定制度細則案をもとに研修プログラムの要件を整理する。
(2) 認定作業担当班は、上記の要件を公開し、研修病院等に向けて試行事業への参加を募集すると共に、当試行事業に関する意見、質問、要望なども募集する。
(3) 試行事業へ応募する研修病院等は、上記の要件について自らの研修プログラムの自己評価を行い、その結果を認定作業担当班に報告し認定を申請する。
(4) 認定作業担当班は、応募された研修病院等の研修プログラムの自己評価について検討し、その結果をもとに試行事業としての研修プログラムの認定を行い、認定した研修プログラムを学会ホームページ等で公開する。また、寄せられた意見、質問、要望については、認定作業担当班で検討し整理した上で、学会ホームページ等で公開する。

3.目標と評価
 試行事業開始後1年間で、10~20程度の研修プログラムを認定する。認定作業や寄せられた意見、質問、要望をもとに、研修プログラム認定に関する見直しを行う。

参考:試行事業における病院総合医養成プログラムの研修目標
旧総合診療医学会で作成した「病院総合医後期研修プログラム(案)」の目標(下記)を継承する。

[期待される医師像]
1)内科系急性期病棟診療+病棟を管理運営
2)病院一般(総合)外来や救急外来で独立診療
3)病院の運営や管理に貢献
4)総合診療領域の教育や研究でも地域社会に貢献

[修得すべき中核的能力(core competency)]
これは家庭医の後期研修のゴールに上乗せする形で、病院総合医を特徴付ける四つの能力と、さらに教育・研究能力の強化が盛り込まれている。
1)内科を中心とした幅広い初期診療能力(1次2次救急を含む)
2)病棟を管理運営する能力
3)他科やコメディカルとの関係を調整する能力
4)病院医療の質を改善する能力
5)診療の現場において初期・後期研修医を教育する能力
6)診療に根ざした研究に携わる能力